π分子複雑性の追究が紡ぐ機能科学 学術変革領域研究(A)

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公募班募集

公募研究について 本領域では、4つの班に関して、公募研究を募集します。

 A01『骨格複雑性の追究』
 A02『状態複雑性の制御』
 A03『機能場複雑性を含めた分子システムの創製』
 A04『量子化学的理解と探索』


【公募説明会】
本公募説明会では、我々の研究の目指すところや、どういった公募研究に加わっていただきたいかについて、説明させていただければと思います。ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
◊日時:2025年7月24日(木)16:00ー17:00
◊会場:オンライン開催
◊申込:【フォーム】よりお申込みください。


各班の公募内容は以下の通りです。

A01『骨格複雑性の追究』
反芳香族性や非ベンゼノイド骨格の活用、新たな結合様式や高周期元素による不飽和結合の導入、更には 2 次元/3 次元構造のハイブリッド化といった多様なアプローチを通して、従来にないカテゴリーの π骨格の創出を目指す研究者を歓迎します。一方で、標的分子を十分なスケールで合成可能であるかも重要であり、高い構造的洗練性をもつπ骨格の効率的な合成法の開発に挑む研究者の参画も歓迎します。

A02『状態複雑性の制御』
電荷やスピンを有する分子系、励起状態の精緻なマネジメント、更には分子の柔軟性を活用した状態間の可逆的制御といったアプローチにより、秀逸な物性の発現を目指します。状態複雑性の要素としては、アップコンバージョン、三重項/一重項間の逆項間交差の制御、フォトクロミズム等、多岐にわたる現象が想定されます。これらを自在に制御し、ユニークな物性の創出に挑む研究者を歓迎します。加えて、研究項目 A03 との連携では、特殊な機能場における分子ダイナミクスの理解も重要であり、それに必要な測定・解析技術に優れた研究者の補完も期待します。

A03『機能場複雑性を含めた分子システムの創製』
機能が求められる環境下における分子の特性や挙動を深く理解し、それらを最適化することで、新たな分子機能や革新的技術の創出を目指します。本研究領域で対象とする機能場には、デバイス環境や生体環境に加え、複数の材料・相が接する界面や、特異な状態など、多様な環境が含まれます。各々の標的機能場において、応用に資する物性・機能の発現を導くための明確な分子設計指針を打ち出し、合成チームとの緊密な連携のもとで研究を推進できる人材を補完したいと考えています。

A04『量子化学的理解と探索』
励起状態や多様な機能場における分子システムとしての振る舞いを、高精度な量子化学計算によって深く理解し、さらに量子化学的手法を用いた化学空間の探索を組み合わせることで、この物質創製に関する知見の体系化を図ります。そのために、実験研究者との密なインタープレイを通じて、高精度量子化学計算手法の高度化を目指す研究者や、in-silico スクリーニング技術を駆使して、広大な化学空間から優れたπ分子を効率的に探索する研究者を歓迎します。

各班の応募上限額等についての情報は、 公募要領をご覧ください。
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